「築城10年、落城1日」長く存続する会社の法則って?

「築城10年、落城1日」長く存続する会社の法則って?

城10年、落城1日。どんな巨大企業でも、風通しはが悪くなり、上層部は現場を見ずに、管理職は保身のための社内政治ばかりするようになると、あっという間に下降していきますよね。

あなたの会社は大丈夫ですか?

大きな組織もあっという間に崩れることがある

巨大組織になるまでに相当の年月を費やしたとしても、崩れるのって本当にあっという間。

「えっ?あの会社が?」「まさか・・・」

これまで僕らは有名な大会社があっという間に沈んでいく栄枯盛衰をたくさん見てきました。

外から見ると華やかで、目も眩むほど羨ましいけど、内部は全然違っていたりする。

誰もリスクを取らない。責任逃れだけは妙に上手。部下の育成よりも上層部に媚び売ることに熱心。

「このままじゃいけない」とみんなわかっているのに、誰も言えない、動けない「空気」に完全にやられてしまっている。

あなたの近くにもそんな会社、ありませんか?

そうそう、あっちにもこっちにも…

じゃあいったい、永ーく存続する会社の法則って何なんだろう?

長く存続する会社の法則

西暦578年、飛鳥時代に聖徳太子の命で創業し、1400年以上も続いている世界最古の会社「金剛組」に受け継がれる教えから学んでみたいと思います。

ダイヤモンド社発行の「創業1400年 世界最古の会社に受け継がれる十六の教え」によれば・・・

金剛組が生き残れた大切なポイントは4つ

  1. 確かな技術をもつ人材を育て続けてきたこと(人材育成)
  2. 後継者は血縁以上に能力で選ぶこと(血縁に頼らない後継者選び)
  3. 十六か条の遺言書の存在(原点を忘れない)
  4. 何事にも動ぜず、中庸の精神を保つこと(無理をしない、バランスを取り続ける)

ふむふむ。

1と2を見ると経営の目的が「継続そのもの」であることがわかります。

「続けるために」会社を経営する、そんな感じですね。

3と4を見ると「軸」の大切さがわかります。

みなさんの会社の軸って何ですか?

せっかくなので十六の教えがある「遺言書」も見ていきましょう。

一、陰陽五行の定様の故実、神社仏閣から俗家まで、儒教、仏教、神明の三教の考えを、よく考え、心得なさい。これが職家第一の心得である。
一、御殿並びに武家のことはよく考えなくてもよい。その主人の好みに従うこと。
一、読書、そろばんの稽古をせよ。これは職家で一番必要なことなので、余念無く、一心に修行に励みなさい。このほか芸道はそれぞれの器量に合わせ、身分相応のことは学ぶべきだけれども、なにごとも、不相応な場席には立ち寄らないように心得なさい。
一、世間の方々と交際しても、決して出過ぎることがないように心得なさい。
一、大酒しないように心得なさい。もし心違いをして付き合いと称して大酒などをすれば、思いがけずに問題が起こる。増長すれば命を失う。よくよく見聞き慎みをもちなさい。
一、身分以上の華美な服装をしないこと。
一、人を敬い、穏やかな言葉遣いをして、あまり喋りすぎないに心得なさい。
一、配下の者、弟子など目下の人には深く情けをかけ、穏やかな言葉で召使いなさい。
一、なにごとも、他人と争うな。
一、仮にも人を軽んじて、大言雑言を言わないようにせよ。
一、どの人と接するにも慇懃(いんぎん)にせよ。 ※慇懃とは物腰が丁寧で礼儀正しいこと
一、世の中の役目には高下の差別があるが丁寧にせよ。
一、なにごとも諸事万端取引してくれる方々へは無私正直に対応しなさい。
一、家職を勤めるようになって、見積もり、入札等が発生した時には、その年や時節に見合った値段を聞合わせ、莫大な値段や高下の見積もりは決してしないこと。正直な見積もりを書き付け、差し出しなさい。
一、なにごとも身分不相応なことは、親類を集めて相談した上で、万事とりはからいなさい。
一、先祖の霊年、廻忌日、命日には怠ることなく香華を供え、仏事、供養の営みをして、時節・身分に応じた布施をするように心得ること。

読んでいて背筋が伸びました。

あなたの会社は大丈夫ですか?

雇われ社長として5年間経営を任され、今は小さいながらも自分で起業した会社を5年間経営をしてきた私にとっては(自分がやれたかどうかはさて置き)どれも金言、刺さりまくりです。

でもこれって何も会社だけじゃなくて人間の「生き方」にも通じますよね?

神仏、人を大切にし、自己研鑽し、礼儀正しく、自然体で、無理をしない。

企業は人なり。

「築城10年、落城1日・・・」

あなたの会社は大丈夫ですか?